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七つの大罪~アラルコンのモンテヴェルディ作品集 Angels and Demons in the Works of Monteverdi

コンサート

  • 1時間30分

生誕450年を記念してモンテヴェルディゆかりのヴェネツィア・ドゥカーレ宮殿で収録。

生誕450年を記念してモンテヴェルディゆかりのヴェネツィア・ドゥカーレ宮殿で収録。16の倫理観をキーワードに切り取った、モンテヴェルディの大罪と美徳。
2017年は作曲家クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)の生誕450年のお祝いの年。世界中でさまざまな催しが行なわれていますが、その中でも、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿で収録されたこの映像は、非常に興味深いものとして記憶される企画のひとつになりそうです。
ヴェネツィアは、モンテヴェルディがサン・マルコ寺院の楽長として晩年の30年間を過ごしたゆかり深い都市ですが、この映像が収録された、ヴェネツィア総督の私的礼拝堂は長い間一般に公開されておらず、モンテヴェルディの音楽がここで収録されるのも、もちろん初めてです。メモリアル・イヤーに関わる特別な許可によって実現したのがこの番組なのです。
演奏内容にも独自の視点の工夫が凝らされています。キリスト教の「7つの大罪(罪源)」になぞらえて、「嫉妬」「忍耐」「憤怒」「慈悲」「色欲」「純潔」「傲慢」「謙譲」といった、人間の大罪とそれに対置される美徳を表す16個のキーワードによって、モンテヴェルディの作品に描かれたさまざまな倫理観、世界観を切り取ったオムニバス構成です。『オルフェオ』『ウリッセの帰郷』『ポッペアの戴冠』の3つのオペラはもちろんのこと、前・後期のマドリガーレも取り上げているので、ルネサンス音楽を集大成しバロック音楽の扉を開いたモンテヴェルディの、さまざまな音楽スタイルを自然に俯瞰することができます。また、マドリガーレ曲にも演出や演技が加えられているので、全16曲をまるでひとつの音楽劇のように楽しむことができるのも、映像ならではの利点でしょう。
演奏のアンサンブル・カペラ・メディテラネアは2005年にアルゼンチン人指揮者のレオナルド・ガルシア・アラルコンによって創設されました。メディテラネア(Mediterranea)というグループ名が示すように、地中海沿岸地方の音楽を探求し、バロック音楽に、西ヨーロッパの伝統とは異なるアプローチを提示することを目的にスタートしています。それを反映しているのが感じられるハーモニー感は独特で、旧様式の対位法的なマドリガーレでも、お行儀のいいばかりの美しい合唱とはひと味違う、エキサイティングな響きを聴かせてくれます。

[演目]
【希望】クラウディオ・モンテヴェルディ:希望よ、お前が来て(歌劇『ポッペアの戴冠』第1幕第4場)
【浪費】クラウディオ・モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば(『優美なるアリオーソ集』第4巻)
【怠惰】クラウディオ・モンテヴェルディ:誰の声だ?(歌劇『ポッペアの戴冠』第1幕第2場)
【嫉妬】クラウディオ・モンテヴェルディ:仲間たちよ、聞いたか?(歌劇『ウリッセの帰郷』第3幕第4場)
【純潔】クラウディオ・モンテヴェルディ:私は恋に燃えているが(マドリガーレ集第8巻)
【憤慨】バルバラ・ストロッツィ:何ができるのだろう
【傲慢】クラウディオ・モンテヴェルディ:わたしは決意した(歌劇『ポッペアの戴冠』第1幕第9場)
【強欲】クラウディオ・モンテヴェルディ:今やセネカは死んだのだ(歌劇『ポッペアの戴冠』第2幕第6場)
【謙譲】クラウディオ・モンテヴェルディ:おお、目の見えない者たちよ(倫理的・宗教的な森)
【暴食】クラウディオ・モンテヴェルディ:牧人は、羊の群れを率いながら(歌劇『ウリッセの帰郷』第2幕第3場)
【忍耐】クラウディオ・モンテヴェルディ:心せよ、死すべき者たちよ(歌劇『ウリッセの帰郷』第5幕第2場)
【色欲】クラウディオ・モンテヴェルディ:そう、私は逝きます(マドリガーレ集第4巻)
【恐怖】クラウディオ・モンテヴェルディ:墓を開いて(「死んでしまいたい」より~『音楽の戯れ』)
【慈悲】クラウディオ・モンテヴェルディ:私はオルフェオ(歌劇『オルフェオ』第3幕)
【憤怒】クラウディオ・モンテヴェルディ:去れ!残酷な者(マドリガーレ集第3巻)
【勇気】クラウディオ・モンテヴェルディ:アモールの歌は、他の者が歌えばよい(マドリガーレ集第8巻)
[指揮・チェンバロ&オルガン]レオナルド・ガルシア・アラルコン[演奏]マリアナ・フローレス、フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)クリストファー・ロウリー(カウンターテナー)エミリアーノ・ゴンザレス・トロ、マティアス・ヴィダル(テノール)ジャンルカ・ブラット(バス)アンサンブル・カペラ・メディテラネア[演出]オリヴィエ・レクサ[収録]ドゥカーレ宮殿内の総督の私的礼拝堂(ヴェネツィア)[映像監督]コラン・ローラン
■字幕/約1時間23分

キャスト

[監督] - [出演] -

放送日時

  • 現在、本作品の放送予定はありません。