ウィーン国立歌劇場2013『カプリッチョ』 R.Strauss:Capriccio

配信終了:2020年03月02日 23:59

オペラ

  • 2時間44分
  • 2013
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ウィーン・フィルの母体「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」の、まさにウィーン・フィルらしい響きで、ウィーンにゆかりの深いR・シュトラウスの音楽が堪能できる番組。第二次世界大戦中の1942年に初演されたR・シュトラウス最後のオペラ『カプリッチョ』は、オペラにおいて言葉と音楽のどちらが優位かというテーマが、音楽家フラマンと詩人オリヴィエから求愛を受ける伯爵の妹マドレーヌの姿を通して描かれます。 マドレーヌ伯爵夫人を当たり役とするルネ・フレミングをはじめ、兄の伯爵にボー・スコウフス、伯爵が恋する女優にウィーン出身の人気メゾ・ソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、伯爵夫人に恋する作曲家と詩人はミヒャエル・シャーデとマルクス・アイヒェ、劇場支配人にベテランのクルト・リドル、そしてイタリア人歌手は新進テノール、ベンヤミン・ブルンスなど、これ以上望めない豪華キャストが集結。その美しい歌唱と的確な演技、ドイツ語の見事さなど、本作品に〝会話劇”と名付けた作曲家の意図がよく理解できる舞台です。 指揮は、この公演がウィーン国立歌劇場デビューとなるクリストフ・エッシェンバッハ。ウィーン・フィルをはじめ数々のシンフォニー・オーケストラではおなじみですが、オペラのオーケストラピットでの姿は珍しいのではないでしょうか。そのようなエッシェンバッハのウィーンでのオペラデビューがR・シュトラウスというところにも、彼とウィーン・フィルの強い信頼関係が伺えます。エッシェンバッハはオーケストラから、室内楽のように緻密なアンサンブルとロマンティックなサウンドを引き出しました。特に、有名な「月光の音楽」から伯爵夫人のモノローグまでの美しいラストは、演出のセンスの良さと相俟って感動的です。やはりR・シュトラウスのオペラはウィーン公演が必見です。 [ストーリー]マドレーヌ伯爵夫人を恋する音楽家フラマンと詩人オリヴィエは、劇場支配人ラ・ローシュを交えてオペラ談義。音楽か言葉かという議論になる。伯爵夫人は誕生祝に今起こったことをオペラにして欲しいと頼む。二人と同じ時間に会う約束をした彼女は、音楽と言葉のどちらを選ぶべきかを鏡に映る自分に問いかけるが、答えを出すことができずに去っていく。 [出演]ルネ・フレミング(マドレーヌ伯爵夫人(若い未亡人)/ソプラノ)ボー・スコウフス(伯爵(マドレーヌの兄)/バリトン)ミヒャエル・シャーデ(フラマン(作曲家)/テノール)マルクス・アイヒェ(オリヴィエ(詩人)/バリトン)クルト・リドル(ラ・ローシュ(劇場支配人)/バス)アンゲリカ・キルヒシュラーガー(クレロン(女優)/メゾ・ソプラノ)イリーデ・マルティネス(イタリア人歌手/ソプラノ)ベンヤミン・ブルンス(イタリア人歌手/テノール)ミヒャエル・ロイダー(ムッシュー・トープ(プロンプター)/テノール)クレメンス・ウンターライナー(給仕頭/バリトン)ヨゼフィーネ・ティラー、サミュエル・コロンベ(若い踊り手)ヴォルフラム・イゴール・デルントル、ミヒャエル・ヴィルダー、マルティン・ミュラー、ヨハネス・ギッザー、イェンス・ムスガー、オレグ・ザリュトスキー、ブルクハルト・ヘフト、コンラッド・フーバー(8人の召使たち) [演目]リヒャルト・シュトラウス:音楽についての1幕の会話劇『カプリッチョ』[台本]リヒャルト・シュトラウス&クレメンス・クラウス[演出・装置・照明]マルコ・アルトゥーロ・マレッリ[衣裳]ダグマール・ニーフィント[振付]ルーカス・ガウデルナク[指揮]クリストフ・エッシェンバッハ[演奏]ウィーン国立歌劇場管弦楽団[トリオ演奏]ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)ラファエル・フリーダー(チェロ)クリスティン・オカールンド(チェンバロ)[収録]2013年6月27日ウィーン国立歌劇場[映像監督]ブライアン・ラージ ■字幕/全1幕:約2時間44分

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