ボリショイ・バレエ2013『ラ・バヤデール』 BAYADERE (LA)/Bolsho? Theater (Moscow), BATAILLON Vincent(2013)

配信終了:2020年05月06日 23:59

バレエ

  • 2時間7分
  • 2013
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ボリショイ・バレエの二大プリマ、ザハーロワとアレクサンドロワの豪華共演。マイムを極力控え、舞踊で物語がテンポよく展開するグリゴローヴィチ版は“見せ場”の連続。  マリウス・プティパ振付の代表作『ラ・バヤデール』(1877年初演)は、第3幕の「影の王国」が古典バレエ史上最も有名な場面の一つでもあり、今なお高い人気と上演回数を誇ります。  物語の舞台は古代インド。寺院に仕えるバヤデール(舞姫)のニキヤは、高貴な身分の戦士ソロルと秘かに結婚を誓い合っています。ところが、ソロルはラジャ(王)の娘ガムザッティとの結婚を承諾。高僧の告げ口でソロルとニキヤの関係を知ったガムザッティは嫉妬に苛まれます。ソロルとガムザッティの婚約披露宴で舞ったニキヤは、花籠の中に隠された毒蛇に噛まれ、命を落とします。罪悪感に駆られたソロルは阿片を吸い、幻覚の中(影の王国)でニキヤと再会します。  この番組は、2013年1月にボリショイ・バレエ団が上演したグリゴローヴィチ版で、翌年の来日公演でも好評を博したプロダクションです。ユーリー・グリゴローヴィチは、バレエ・マスター、次いで芸術監督として、1960年代から長年ボリショイ・バレエ団を牽引。1995年に同団を退くも、2008年にバレエ・マスターの座に返り咲きました。マイムの使用を極力控え、舞踊で物語をテンポよく紡いでいく彼ならではの手法は、この『ラ・バヤデール』でも健在です。  見どころは、十八番のニキヤを踊るスター、スヴェトラーナ・ザハーロワ。長い腕と脚が生むダイナミックな身体表現と、柔軟で繊細な所作を兼ね備えた彼女の舞踊は、最後まで“見せ場”の連続。一方、ボリショイのもう一人のスター、マリーヤ・アレクサンドロワは、ガムザッティの可憐さや気高さを見事に体現。蛇を仕込んでニキヤを殺す“犯人”が、彼女ではなく父ラジャであるという設定に大きな説得力をもたらしています。二人のプリマの豪華共演をサポートするウラディスラフ・ラントラートフのソロルは、第3幕と、グリゴローヴィチ版最大の特色の一つであるエピローグにおいて力強く悲哀を表現します。  ボリショイ劇場の広々とした舞台空間を生かしたセットは、臨場感たっぷり。第2幕「黄金の像の踊り」「太鼓の踊り」や第3幕「影の群舞」をはじめ、随所で名門バレエ団の水準の高さが堪能できます。 [出演]スヴェトラーナ・ザハーロワ(ニキヤ)ウラディスラフ・ラントラートフ(ソロル)マリーヤ・アレクサンドロワ(ガムザッティ)アンドレイ・シトニコフ(高僧)アレクセイ・ロパレーヴィチ(ラジャ)デニス・メドヴェージェフ(黄金の像) [オリジナル振付]マリウス・プティパ[追加振付]ワフタング・チャブキアーニ、ニコライ・ズブコフスキー、コンスタンティン・セルゲイエフ[振付改訂]ユーリー・グリゴローヴィチ[音楽]ルートヴィヒ・ミンクス[台本]マリウス・プティパ、セルゲイ・クデコフ[台本改訂]ユーリー・グリゴローヴィチ[装置&衣裳]ニコライ・シャロノフ[照明]ミハイル・ソコロフ[指揮]パーヴェル・ソローキン[演奏]ボリショイ劇場管弦楽団[収録]2013年1月ボリショイ劇場(モスクワ)[映像監督]ヴァンサン・バタイヨン ■全3幕:約2時間7分

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