バーンスタインの『ヤング・ピープルズ・コンサート』シーズン2 第13話 FAREWELL TO NATIONALISM

配信終了:2020年04月24日 23:59

エンターテイメント

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新たに発掘されたバーンスタインの伝説のTVシリーズのシーズン2。音楽における国民性・民族性をテーマに、民族性豊かな音楽と、そこから離れた音楽を説明。 レナード・バーンスタインが司会を務める『ヤング・ピープルズ・コンサート』は、米CBSで1958~1972年に放送された伝説的なテレビシリーズです。バーンスタイン自身が構成も務め、ニューヨーク・フィルの演奏、多数の名音楽家など、出演陣は実に豪華。なにより、バーンスタインならではのユニークなテーマ設定と明快な説明が貴重。映像は古さを感じさせますが、音質は良好で、子供から大人まで、初心者でもかなりのリスナーでも楽しめる、必見のシリーズです。 クラシカ・ジャパンはこれまで25話を放送してきましたが、2018年のバーンスタイン生誕100年を機に、新たに27話がHD映像化され、シーズン2として日本初放送します。 今回のテーマは、原題が「FAREWELL TO NATIONALISM」。政治的な意味ではなく、音楽における国民性や民族性の話です。国民楽派の作品の「~らしさ」と、そこから離れている現状について、バーンスタインが豊富な実例と問いかけを用意しながら語っていきます。 冒頭は珍しく挨拶なしで、ロシアの作曲家グリエールの楽しい小品を演奏。「ロシアの音楽とわかりますね」と聴衆に語り、その後もリスト作品でハンガリー、ファリャ作品でスペイン、と問いかけます。しかし、その後にウェーベルン、黛敏郎、ノーノなどの現代的な作品の断片を流し、良し悪しではなく音楽上の国民性の変化について改めて考え、ピアノで19世紀の「~らしい」曲を弾きながら熱心に長い語りを展開します。 そしてたどり着くのは、アメリカのチャールズ・アイヴズの話。アイヴズ自身についての説明の後、彼の最も刺激的な楽曲のひとつ『独立記念日(The Fourth of July)』中の多くの民謡やコラールの引用をピックアップし、本作では同時に鳴らして壮絶な音響になる様を紹介します。この曲は指揮者が2人必要として、アシスタントのセイモア・リプキンと共に、演奏機会の稀少な本作を聴かせてくれます。 後半は、20世紀中盤までの民族性豊かな作曲家たちが話題に。その中で、スペインのファリャ『三角帽子』第1部の舞曲が、珍しく荒れ気味なほど熱く演奏されます。最後はチェコのスメタナの名作『モルダウ』で、これをバーンスタインとNYフィルで観られるのは貴重。推進力溢れる豪快な演奏で締めます。 [出演]レナード・バーンスタイン(お話・指揮・ピアノ)ニューヨーク・フィルハーモニック[演目]レインゴリト・グリエール:バレエ組曲『赤いけしの花』Op.70a~第6曲「ロシア水兵の踊り」、アントン・ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10~第1楽章、チャールズ・アイヴズ:交響曲『ニューイングランドの祝日』(ホリデー・シンフォニー)~第3楽章「独立記念日(The Fourth of July)」、マヌエル・デ・ファリャ:バレエ音楽『三角帽子』~第1組曲、ベドルジハ・スメタナ:連作交響詩『わが祖国』~第2曲「モルダウ」 [収録]1964年11月21日フィルハーモニック・ホール、リンカーン・センター(ニューヨーク) [オリジナル放映日]1964年11月30日[映像監督]ロジャー・イングランダー ■字幕/約55分

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