オロスコ=エストラーダ&ウィーン・フィル2018「バーンスタインとブラームス」 WIENER PHILHARMONIKER ABO-CONCERT OROZCO ESTRADA

配信終了:2020年12月21日 23:59

コンサート

  • 1時間19分
  • 2018
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昇り竜の勢いを見せる、注目若手指揮者の筆頭的存在!南米コロンビア出身ながらウィーンの伝統を熟知した正統的ブラームスが示す、オーケストラとの好相性。 注目の指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダがブラームスの交響曲第1番を指揮した、2018年4月21日と22日のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会。 その2ヶ月後の6月に、自ら音楽監督を務めるhr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)とともに来日したオロスコ=エストラーダは、1977年コロンビアのメデジン生まれ。現在、hr交響楽団のほか、ヒューストン交響楽団の音楽監督、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務め、2021年からはウィーン交響楽団の首席指揮者に就任することが発表されています。ウィーン・フィルとの再三の共演のほか、すでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を始めとする欧米のトップ・オーケストラ、ザルツブルク音楽祭やグラインドボーン音楽祭の指揮台にも登場しており、同世代のなかで最も引っ張りだこの指揮者です。 本来この定期演奏会を指揮するはずだったのはズービン・メータでした。しかし、5月~6月に予定されていたイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団来日公演が中止になったのと同じ健康上の理由で降板。急遽オロスコ=エストラーダが代演に立ったのです。彼はこの2週間前に行なわれた定期演奏会と、その前後に組まれたブダペスト公演、パリ公演でも、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』をメインに据えたプログラムを指揮して成功を収めていました。 実は2010年のオロスコ=エストラーダのウィーン・フィル定期デビューも、降板したエサ=ペッカ・サロネンに代わっての登場であり、さらに2012年の2度目の定期登場もリッカルド・ムーティの代役として起用されたもの。つくづく代演に縁があるとも言えますが、それはもちろん、オーケストラからの厚い信頼の証でもあるわけです。 コロンビア生まれのオロスコ=エストラーダですが、20歳でウィーンへ渡り、ウィーン国立音楽大学で学んでいます。その後もウィーンを本拠に活動し、2009~2015年にはトーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者(佐渡裕の前任)を務めるなど、ウィーンの音楽をよく知る音楽家です。今回の定期演奏会でも、小柄な身体をいっぱいに使ったアクティブなジェスチャーながら、音楽はいたって自然に流れます。けっしてアグレッシブに攻めすぎることなく、奇を衒わない正攻法のブラームスを披露し、ウィーンの伝統が血肉となって身についていることをうかがわせます。楽員たちの表情からも両者が互いに寄せるシンパシーが見て取れるようで、今後も目の離せないコンビになりそうです。 プログラム冒頭に、ウィーン・フィルとしてはややレアな、今年生誕100年のレナード・バーンスタインの『キャンディード』序曲が置かれているのも見どころのひとつです。 [演目]レナード・バーンスタイン:オペレッタ『キャンディード』~序曲、ヨハネス・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲変ロ長調Op.56a/交響曲第1番ハ短調Op.68[指揮]アンドレス・オロスコ=エストラーダ[演奏]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[収録]2018年4月21日&22日ムジークフェラインザール(ウィーン)[映像監督]ディック・カイス ■約1時間19分

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