アレーナ・ディ・ヴェローナ2019「ドミンゴ50周年オペラ・ガラ」 PLACIDO DOMINGO OPERA GALA 50 YEARS AT THE ARENA DI VERONA

配信終了:2021年02月01日 23:59

オペラ

  • 2時間35分
  • 2019
  • -

デビュー50周年を迎えたオペラ界のスーパースター、プラシド・ドミンゴ。ヴェルディ・バリトンとしての現在位置を示す、貫禄のアニヴァーサリー・ガラ!

 古代ローマ時代の円形闘技場の遺跡で行なわれるアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭。ヨーロッパの夏の音楽祭のなかでもひときわ高い人気を誇るこの野外音楽祭で2019年8月、プラシド・ドミンゴの同音楽祭デビュー50周年を記念するガラ公演が開催されました。主役はもちろんドミンゴ自身。ジェゼッペ・ヴェルディの3つのオペラによるスペシャル・プログラムの模様をたっぷりとお届けします。
 ドミンゴのアレーナ・ディ・ヴェローナ初登場は1969年7月。ビルギット・ニルソンと共演した『トゥーランドット』のカラフ役でした。ドミンゴは当時28歳。すぐ翌月には『ドン・カルロ』の題名役を、こちらはピエロ・カップチッリ、モンセラート・カバリエ、フィオレンツァ・コッソットらと共演しています。
 さらにさかのぼると、ドミンゴのオペラ・デビューは1959年、18歳のときにメキシコ国立劇場で歌った『リゴレット』の小さな役(ボルサ)でした。1961年にはやはりメキシコ・シティのマリア・テレサ・モントーヤ劇場の『椿姫』でアルフレードを歌って主役デビューも果たしていますが、真に偉大なテノール歌手としてのキャリアが始まるのは、1960年代末から70年代にかけてのことです。
 その後も次々とアレーナに出演を重ねたドミンゴですが、歌手としてだけでなく、『カルメン』や『アイーダ』では指揮者としても出演。とくに1994年には、テノール歌手として『オテロ』を演じ、『アイーダ』を指揮して同一シーズンに二刀流での登場を果たしています。
 記念すべきデビュー50周年公演にドミンゴが選んだのは、『ナブッコ』『マクベス』『シモン・ボッカネグラ』のヴェルディの3作品。いずれもバリトンが主役の、いわばドミンゴの現在位置を示す演目です。
 『ナブッコ』では「ユダの神よ」(第4幕)、『マクベス』では「慈悲、尊敬、愛」(第4幕)の名アリアを、一方、いわゆるアリアらしいアリアが与えられていない『シモン・ボッカネグラ』では第2幕フィナーレのアメーリア、ガブリエーレとの三重唱や第3幕のフィエスコとの二重唱の聴かせどころを、たっぷりと楽しむことができます。
 なお『マクベス』では、現行版(1865年パリ初演)をベースにしつつ、フィナーレの合唱の前に初演版(1847年フィレンツェ初演)の終曲だったマクベスの臨終のモノローグを挿入しています。マクベスが、つまりドミンゴがすべての主役であるこの公演には、とてもふさわしいチョイスと言えるでしょう。実際ドミンゴの見事な歌のドラマが深い感動を呼び起こします。
 

[演目]
ジェゼッペ・ヴェルディ:
歌劇『ナブッコ』(序曲、第3幕抜粋、第4幕)
歌劇『マクベス』第4幕
歌劇『シモン・ボッカネグラ』(第2、3幕抜粋)

[指揮]ジョルディ・ベルナセル
[演奏]アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団・合唱団・バレエ団(合唱指揮=ヴィート・ロンバルディ)

[出演]
『ナブッコ』
プラシド・ドミンゴ(ナブッコ/バリトン)
アンナ・ピロッツィ(アビガイッレ/ソプラノ)
マルコ・ミミカ(ザッカリア/バス・バリトン)
ジェラルディーヌ・ショヴェ(フェネーラ/メゾ・ソプラノ)
アルトゥーロ・チャコン=クルス(イズマエーレ/テノール)
エリザベッタ・ジッツォ(アンナ/ソプラノ)
ロマーノ・ダル・ゾーヴォ(バール神の大司祭/バス)
カルロ・ボージ(アブダッロ/テノール)
『マクベス』
プラシド・ドミンゴ(マクベス/バリトン)
アンナ・ピロッツィ(マクベス夫人/ソプラノ)
アルトゥーロ・チャコン=クルス(マクダフ/テノール)
カルロ・ボージ(マルコム/テノール)
ロマーノ・ダル・ゾーヴォ(医者/バス)
ロリー・ガルシア(侍女/メゾ・ソプラノ)
『シモン・ボッカネグ』
プラシド・ドミンゴ(シモン・ボッカネグラ/バリトン)
アンナ・ピロッツィ(アメーリア・グリマルディ/ソプラノ)
マルコ・ミミカ(ヤーコポ・フィエスコ/バス・バリトン)
アルトゥーロ・チャコン=クルス(ガブリエーレ・アドルノ/テノール)

[演出]ステファノ・トレスピーディ
[舞台美術・映像]エツィオ・アントネッリ
[衣裳]シルヴィア・ボネッティ
[照明]パオロ・マッツォン
[振付]ジュゼッペ・ピコーネ
[バレエ・コーディネート]ガエターノ・ペトロジーノ
[収録]2019年8月4日 イタリア、アレーナ・ディ・ヴェローナ
[映像監督]ティツィアーノ・マンシーニ

■約2時間35分 

おすすめ