バーンスタイン&ウィーン・フィル『ベートーヴェン:交響曲第7番』 Bernstein Beethoven Symphony No.7

配信終了:2020年11月08日 23:59

コンサート

  • 43分
  • 2001
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クラシック演奏史の金字塔として永遠に記憶されるバーンスタインのベートーヴェン全集。なかでもひときわ強い光を放つ交響曲第7番。生命力あふれるリズムが疾走! レナード・バーンスタインが1970年代後半にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したベートーヴェンの交響曲全集は、1980年のレコード・アカデミー賞大賞にも輝いた、演奏史上に今なおさん然と輝く金字塔です。ライヴ録音で収録されたその同じコンサートを、ユニテル社は映像でも収録していました。映像監督はハンフリー・バートン。バーンスタインの30年来の友人で、のちに詳細な伝記『バーンスタインの生涯』(青土社刊)も著したTVプロデューサーです。バーンスタインを最もよく知る仲間が、彼のいきいきとした指揮姿を効果的に収めた幸福な映像記録。番組ではその全集のなかから、1978年に収録された交響曲第7番をお届けします。 1969年にニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任したバーンスタイン。1970年代は、ヨーロッパでの活動が本格化して、いよいよ巨匠への階段を昇りつめていく時期です。その時期に、最も親密な関係を築いていたオーケストラがウィーン・フィルでした。 この交響曲第7番の映像からも、両者の信頼関係の確かさがありありと伝わってきます。コンサートマスターのゲルハルト・ヘッツェル率いる弦楽器群の繊細かつ柔軟な反応に、指揮台のバーンスタインはじつに幸せそうな表情を浮かべます。この曲の主役ともいえるフルートとオーボエはヴォルフガング・シュルツとゲルハルト・トレチェック。隣り合って演奏する名手二人は、指揮者のニュアンスを十全に把握して、自発的に音楽を紡ぎ出していきます。 艶やかな弦からニュアンス豊かな木管の音色まで、絶妙の録音バランスで捉えているのは、バーンスタインと200作以上の録音を残したCBSの敏腕プロデューサー、ジョン・マクルーア。演奏者からスタッフまで、バーンスタインが最も信頼するチームと完成させた20世紀の貴重な音楽遺産なのです。 バーンスタインはこの全集について次のように述べています。 「ベートーヴェンは私にとって常に普遍的な意味を持っていました。思春期の頃、最初に 『兄弟たちよ!』という忘れられない叫びを聞いた時からです。その瞬間から、彼のすべての交響曲は、心と心のコミュニケーションを意味するようになりました。それは宇宙を経由して衛星のように旅することができる会話です。私は音楽を愛するすべての耳に、信仰の証として、また、偉大な作曲家に対する私の最も深遠な態度の証として、この全集をお届けします」 「信仰」や「深遠な態度」という表現が、まさにバーンスタインの包み隠さぬ本心から出ているのであろうことに疑いはありませんが、彼の場合、それがけっして抹香臭いお題目ではなく、形容しがたい幸福感に満ちた演奏表現となって発露することを、私たち音楽ファンはよく知っています。ワーグナーやリストが称賛した「舞踏の聖化」「リズムの神化」という名言を軽やかに飛び超えて、生への喜びが弾けるベートーヴェン。バーンスタインの魅力全開です! [曲目]ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op. 92 [指揮]レナード・バーンスタイン [管弦楽]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [収録]1978年11月1日、ウィーン楽友協会大ホール(ライヴ) [録音ディレクター]ジョン・マクルーア [映像監督]ハンフリー・バートン ■字幕

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