バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン「ブラームス交響曲全集」Vol.2 Brahms cycle Buenos Aires Symph. 3+4

配信開始:2020年10月26日 06:00

コンサート

  • 1時間33分
  • 2001
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バレンボイムの故郷で、手兵シュターツカペレ・ベルリンとのブラームス交響曲第3番と第4番を披露。かつてないほど自在で濃密な演奏で会場の興奮を誘う。 2018年、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催された「フェスティバル・バレンボイム」。同地生まれのダニエル・バレンボイムが、長く音楽監督を務めるシュターツカペレ・ベルリンを率いて、オペラやコンサートを上演。そこでブラームスの4つの交響曲全てが演奏され、現地の聴衆の興奮を誘いました。彼らはその前年に満を持して全4曲の録音を行ったばかりで、到達した境地を故郷に知らしめるステージにもなったのです。 第3番、第4番の公演は、前2曲以上に指揮者バレンボイムのカリスマ性が際立ったと言えるかもしれません。やはり遅めのテンポを基本としながら、ときにワイルドなほどに強烈な音を要求、どの瞬間にも熱気が満ちています。重厚ではあるけど鈍重にはならず、追い込む場面の切迫感もすさまじく、アゴーギクの細かい付け方とその反応ぶりは、むしろ機敏そのものとも言えます。 この日の公演にはベルリン・フィルの名ホルン奏者ステファン・ドールも加わっています。第3番は作品のもつ激しいパッションが前面に出ながら、美しい旋律の魅力もたっぷり味わえます。枯淡の境地ととらえられることのある第4番も、バレンボイムにかかれば渋い中にもカロリー満点な音楽になり、テンポの変化、強弱のメリハリに富んだ演奏を楽しめます。しかも、オーケストラの音色の美しさはほれぼれするもので、どのセクションもすばらしいですが、特にヴィオラ、チェロの艶は印象的。容赦なく追い込んだ終結で興奮を誘ったバレンボイムは、花束をもって満場の聴衆に応えるのです。 [演目] ヨハネス・ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調Op.90 ヨハネス・ブラームス:交響曲第4番 ホ短調Op.98 [指揮]ダニエル・バレンボイム [演奏]シュターツカペレ・ベルリン [収録]2018年7月 キルヒナー文化センター(ブエノスアイレス) [映像監督]ティロ・クラウゼ

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