チェコ・フィルのマルティヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」 MARTINU, SYMPHONY NO. 6

配信終了:2020年12月31日 23:59

コンサート

  • 33分
  • 2018
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チェコ・フィルが取り組んだ、マルティヌー・ツィクルスの第6番。幻想性をもつユニークな作品を、フルシャが力強く感動的に聴かせる  チェコ・フィルは2016年から首席指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクと共に、マルティヌー交響曲全曲ツィクルスに取り組みました。ビエロフラーヴェクは2017年5月に惜しくも亡くなってしまいましたが、残りの曲が彼の愛弟子であるヤクブ・フルシャに引き継がれ、図らずもチェコの生んだ新旧名指揮者による、最高のマルティヌー全集が完成しました。会場は全て本拠地、プラハのルドルフィヌムです。  20世紀チェコを代表する作曲家のひとり、ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)。新古典主義的な作風で、あらゆるジャンルと楽器のために作品をのこした多作家でしたが、交響曲に取り組み始めたのは50歳を過ぎてからで、円熟の作曲技法と情熱を示す重要な作品群となりました。ナチスの台頭により1941年から祖国を離れてアメリカに移り住み、それ以降に書かれた交響曲はアメリカの指揮者やオーケストラとの関係が深いことも特徴です。  マルティヌーの交響曲第6番は、第5番から7年後の1953年に作られ、ミュンシュ指揮ボストン交響楽団が1955年に初演。3楽章構成で、「交響的幻想曲」と呼ばれることもある本作は、60代の作曲者の新境地を示すかのような、ファンタジーの自由な飛翔が特徴です。第3番の結尾でも現れたドヴォルザーク「レクイエム」の4音動機が第1楽章で現れて、全曲にわたる主要モチーフとなり、第3楽章ではその反転形が柱となって構成されます。その中で、不協和音の靄のような音響から、情熱的な旋律や感動的なハーモニーなど、さまざまな要素が現れては消えていく、味わい深い1曲です。フルシャはしっかりと作品をまとめつつ、エモーショナルな側面も前面に押し出し、チェコ・フィルの最高の音色と雄大な表現を存分に引き出します。第1楽章のヴァイオリン・ソロをはじめ、各楽員の表現意欲も充実しており、チェコ・フィルにとってマルティヌーがいかに重要な存在なのかも伝わってきます。 [演目] ボフスラフ・マルティヌー:交響曲第6番H.343『交響的幻想曲』 [指揮]ヤクブ・フルシャ [演奏]チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 [収録]2018年3月 ルドルフィヌム(プラハ) [映像監督]ヘニング・カステン

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