チェコ・フィルのマルティヌー:交響曲第4番 JIRI BELOHLAVEK PERFORMS MARTINU 4, JANACEK AND STRAUSS

配信終了:2020年12月31日 23:59

コンサート

  • 1時間26分
  • 2017
  • -

チェコ・フィルのマルティヌー・ツィクルスの第4番。マルティヌーとヤナーチェク、20世紀チェコ2大家の生命力あふれる名作を、ビエロフラーヴェク最晩年の至芸で堪能  チェコ・フィルは2016年から首席指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクと共に、マルティヌー交響曲全曲ツィクルスに取り組みました。ビエロフラーヴェクは2017年5月に惜しくも亡くなってしまいましたが、残りの曲が彼の愛弟子であるヤクブ・フルシャに引き継がれ、図らずもチェコの生んだ新旧名指揮者による、最高のマルティヌー全集が完成しました。会場は全て本拠地、プラハのルドルフィヌムです。  20世紀チェコを代表する作曲家のひとり、ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)。新古典主義的な作風で、あらゆるジャンルと楽器のために作品をのこした多作家でしたが、交響曲に取り組み始めたのは50歳を過ぎてからで、円熟の作曲技法と情熱を示す重要な作品群となりました。ナチスの台頭により1941年から祖国を離れてアメリカに移り住み、それ以降に書かれた交響曲はアメリカの指揮者やオーケストラとの関係が深いことも特徴です。  この映像はビエロフラーヴェクが亡くなる3か月前のライヴで、闘病の影響は見てとれるものの、その指揮ぶりに衰えは全くありません。マルティヌーとヤナーチェクという、20世紀チェコの誇る2大作曲家の名作を、ビエロフラーヴェク最晩年の至芸で堪能できる、貴重な記録になりました。  最初はマルティヌーの交響曲第4番。1945年作曲で、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によって初演。前作第3番が陰なら、第4番は陽の曲で、戦争終結の前向きな感情に満ち、そこにアメリカ的な響きも加わり、全6曲中でも代表的な存在です。第2・第4楽章の強烈な迫力と第3楽章の深い抒情との対比も印象的。エネルギッシュな傑作を最高のコンビの名演で味わえるのは、この上ない喜びです。  続いて、R.シュトラウスのホルン協奏曲第2番を、チェコ・フィルとベルリン・フィルにも所属した、チェコ出身の名手ラデク・バボラークの妙技で楽しめます。そして最後は、ヤナーチェクのシンフォニエッタ。バンダの金管はプラハ城警備隊&チェコ警察音楽隊のメンバーで、制服姿で舞台正面のバルコニーに位置しています。この演奏では全てのフレーズに懐かしさや民族的な意味合いが感じられ、本作が本来もつメッセージと感動がじっくり味わえます。ビエロフラーヴェクという素晴らしき名匠の姿と共に、長く語り継がれる演奏会になるでしょう。 [演目] ボフスラフ・マルティヌー:交響曲第4番H.305 リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 レオシュ・ヤナーチェク:シンフォニエッタ [指揮]イルジー・ビエロフラーヴェク [演奏]チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ラデク・バボラーク(ホルン)プラハ城警備隊&チェコ警察音楽隊 [収録]2017年2月 ルドルフィヌム(プラハ) [映像監督]アダム・レゼク

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