ブッシュ・トリオ「ドヴォルザーク:ピアノと弦楽のための室内楽曲全集」Vol.1 Busch trio Antonin Dvo?ak's complete chamber works for piano and strings concert 1

配信終了:2021年02月03日 23:59

コンサート

  • 1時間50分
  • 2018
  • -

イギリスの気鋭のアンサンブル、ブッシュ・トリオによる、得意のドヴォルザーク・プロ。3曲のトリオで瑞々しく熱気に満ちた演奏を聴かせる。


 2012年に結成されたブッシュ三重奏団は、ヴァイオリンのマティウ・ファン・ベレン、チェロのオリ・エプスタイン、ピアノのオムリ・エプスタインにより、ロンドンで結成されました。団体名は、20世紀前半に活躍した名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュの所有していたグァダニーニの名器を使用していることから、その名を冠しました。かつてはそのアドルフ・ブッシュ自身もルドルフ・ゼルキンとヘルマン・ブッシュと共に「ブッシュ・トリオ」として名録音を残していますが、21世紀の若きトリオは結成直後からその名に恥じない高水準の演奏を実現し、世界的に活躍をしています。
 彼らは2015年に「ドヴォルザーク:ピアノと弦楽のための室内楽作品全集」のCD録音を行い、熱気と情感あふれる好演をリリースしています。その好評もあり、2018年、同じ会場で同じゲストプレイヤーと共に、同じ演目のライヴ映像収録を行いました。配置が珍しく、なんと3人お互いが向き合い、小空間で取り囲む聴衆に背を向ける形をとっています。
 ベルギーのエリザベート王妃音楽院のホールでの3公演のうち、初日はピアノ三重奏曲を3曲。演奏会は第1・4・3番の順番でしたが、映像は逆順の第3・4・1番です。ドヴォルザークとしては異例なほどの暗い情念に覆われた大作である第3番では、40歳を超えた作曲家の思いを汲んだ、美しくも力強い熱演が繰り広げられます。「ドゥムキー」として知られる第4番は、全6楽章が組曲のように自由な音楽で構成される、かなりユニークな作品です。オムリの奏でるヤマハ製ピアノの美しさは特筆もので、特に第3楽章冒頭の静謐な感動はめったに味わえないもの。ノーブルなチェロ、情熱を前面に出すヴァイオリンとの絶妙なバランスも彼ら独特の味わいで、目まぐるしく変化する情景を楽しめる快演になりました。第1番は古典的な形式と朗らかな旋律が融合した佳品で、3人の丹念な演奏で味わえます。




[演目]
アントニン・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調op.65
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調op.90「ドゥムキー」
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調op.21
[演奏]
ブッシュ・トリオ[マティウ・ファン・ベレン(ヴァイオリン)オリ・エプスタイン(チェロ)オムリ・エプスタイン(ピアノ)]

[収録]2018年6月19日 ベルギー ワーテルロー(ウォータールー)、エリザベート王妃音楽院
[映像監督]フレデリック・ドレスク

■字幕/01:50:00

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