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ブッフビンダー&ミュンヘン・フィル「ベートーヴェンとハイドン」 Munchner Philharmoniker Buchbinder

配信終了:2021年03月15日 23:59

コンサート

  • 1時間
  • 2020
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ロックダウン解除後のミュンヘン・フィル再開公演!
名匠ブッフビンダーの弾き振りによる、ウィーン古典派ピアノ協奏曲の清新な世界


2020年5月末、ロックダウン解除直後のミュンヘン。ウィーン出身の名匠ピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーがドイツ屈指の楽団のひとつ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を弾き振りした無観客の公演が行われました。曲はベートーヴェンとハイドンのピアノ協奏曲。新型コロナウイルス感染防止のため楽団は少人数で、ソーシャル・ディスタンスをとって離れて座りますが、名物コンサートマスターのヘルシュコヴィチ率いる弦と、名人揃いの冴えた管によって始まるベートーヴェン、ピアノ協奏曲第1番のサウンドは厚みがあり、とてもそうは思えません。そしてベテラン、ブッフビンダーは悠然とオケに指示を出しつつ、粒立ちが明確な、しっとりとしたピアノの音を響かせます。長年ベートーヴェンの自筆譜を研究し、故郷のウィーン・フィルの弾き振りをはじめ、何百回と演奏したであろうマエストロにとって、この曲は勝手知ったる十八番の世界。それはオーケストラと遊ぶような風情の共演となりました。
覇気ある第1楽章に続いて、細やかなピアノと優しいオケの響きで、晴れやかな夢の中を散歩しているような第2楽章は、コロナ禍を耐える今を忘れさせてくれるかのよう。そして、踊りたくなるような明朗活発な終楽章、殊にハンガリー風の中間部の勢いは心を駆り立てます。
そして若きベートーヴェンのピアノ協奏曲からハイドンへと時代を遡ると、快活さは一緒でも、簡明かつ愉悦を湛えた世界に。しかし、聴いているうちに、先のベートーヴェンの第1番はハイドンのスタイルをベースとしていること、そこに自分の個性を盛り込んでいたことがハッキリ見え、全体の構成や、光から影への転調の妙など、2人が同じウィーンの空気を吸っていたことに気付かされます。ブッフビンダーのウィーン風のきれいなタッチや、楽想の変わり目にテンポを落として曲想を明確にする手法などがそれを一段と浮き彫りにしています。
彼らの演奏からは、古き良きものと新しさが手に手をとって歌い出す、清新にして味わい深い境地を感じずにはいられません。







[演目]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
フランツ・ヨゼフ・ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.ⅩⅧ:11

[ピアノ、指揮]ルドルフ・ブッフビンダー
[管弦楽]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

[収録]2020年5月30日 ガスタイク フィルハーモニー(ミュンヘン)
[映像監督]ベネディクト・メロウ

キャスト

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スタッフ

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