【クラシカジャパンから重要なお知らせ】

「クラシカ・ジャパン プラス」は2021年3月31日(水)を持ちまして配信を終了することとなりました。 詳しくはホームページよりご確認ください。

ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル「ヴィニツカヤを迎えて」 Munchner Philharmoniker V. Gergiev: Prokofiev, Shostakovich, Schubert

配信終了:2021年03月31日 23:59

コンサート

  • 1時間10分
  • 2020
  • -

2020年の新様式による、ゲルギエフとミュンヘン・フィルの演奏会。得意のソヴィエト作品で切れ味抜群の熱演を、そして『未完成』で重厚な名演を実現。


 2020年の新型コロナウイルスの影響によるさまざまな制限のもとで行われた、ドイツの名門楽団ミュンヘン・フィルの7月公演。「新様式」と言うべきスタイルで、弦楽器も1人ずつ譜面台を使い、各人が距離を取り、管楽器はより大きく離れて配置。第1ヴァイオリン8人という小さめの編成ですが、この配置で最高の演奏を届けるという強い意志のもと、できる限り緻密なアンサンブルと、それでも音楽のスケールは小さくしないという、楽団の伝統を感じさせる演奏を実現しました。
 指揮は、2015年から首席指揮者を務めるワレリー・ゲルギエフ。この日は普通の指揮棒をもち、得意のソヴィエトの2大作曲家の楽しい傑作を聴かせます。最初のプロコフィエフの古典交響曲は、守りに入ることなくハイテンション。特に第1楽章の大きなスケール、第4楽章の猛烈なスピード感は鮮烈で、小編成ならではのスリリングな演奏は圧巻です。続いて、ロシアの名ピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤを迎えて、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番。ピアノの超絶技巧と濃密な表現のすばらしさはもちろん、トランペット・ソロと弦楽合奏のオケとの絶妙な絡みで、シリアスからアイロニー、抒情的な楽章から喜劇映画のようなフィナーレまで、作曲者の機知に富んだ楽曲の好演が繰り広げられます。しかし、公演最後の曲は意外にもシューベルトの『未完成』で、それまでの現代的なムードが一変。この楽団らしく響きは堂々としながらも、あくまで儚く美しい“未完成”の名演で、人数制限された会場の聴衆もさまざまな思いを巡らせたことでしょう。ゲルギエフの古典的なレパートリーを体験する機会は、日本では残念ながら多くはありませんが、丁寧で真摯な指揮ぶりと表情、そして正統派な名演の実現に、この名指揮者の本領が見出されます。





[演目]
セルゲイ・プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25『古典』
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番(ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲)ハ短調Op.35
フランツ・ペーター・シューベルト:交響曲第7番ロ短調D.759『未完成』

[指揮]ワレリー・ゲルギエフ
[演奏]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
グイド・ゼーガース(トランペット)

[収録]2020年7月12日 ガスタイク フィルハーモニー(ミュンヘン)
[映像監督]ベネディクト・メロウ

キャスト

-

スタッフ

-

おすすめ